特にチェントバリ鉄道は、狭軌を走る軽鉄道とはいえ、60キロ近くの道のりのほぼ中央に国境駅を置くれっきとした国際私鉄である。
スペインとフランスにまたがる大西洋側のバスク地方には、国鉄に並行してバスク公営鉄道の路線が走っている。
フランス側の区間は、国境の橋を単線で越えて国鉄アンダーイ駅前までのわずかだが、これでも国際路線には違いない。
かつてはスペイン側の国境駅で一度電車を降り、ホーム脇のおざなりの通路を徒歩で抜けて、再び電車に乗り込むようになっていた。
特にチェントバリ鉄道は、狭軌を走る軽鉄道とはいえ、60キロ近くの道のりのほぼ中央に国境駅を置くれっきとした国際私鉄である。
スペインとフランスにまたがる大西洋側のバスク地方には、国鉄に並行してバスク公営鉄道の路線が走っている。
フランス側の区間は、国境の橋を単線で越えて国鉄アンダーイ駅前までのわずかだが、これでも国際路線には違いない。
かつてはスペイン側の国境駅で一度電車を降り、ホーム脇のおざなりの通路を徒歩で抜けて、再び電車に乗り込むようになっていた。
そして、電流や電圧の変化する国境駅では、機関車の交換も行う。
しかし、フランスとベネルクス諸国間のように、TGVがそのまま乗り入れてスピーディな運行をしている場合もある。
また、私鉄の多いスイスでは、ブリークとトゥーンとを結ぶBLS鉄道の区間を、100キロ以上もECやICの国際列車が乗り入れている。
国鉄が迂回するレッチュベルク峠をトンネルで短絡している路線である。
ところで、スイス-イタリア間には、国境を越える私鉄路線が2か所ある。
ロカルノとドモドッソラとを結ぶチェントバリ鉄道と、サン・モリッツからベルニナ峠を登って国境の先のティラノでイタリア国鉄に連絡するルートである。
TEEの称号は、パリーブリュッセル間を結ぶ列車にしばらくは使用されていたが、現在はすべてTGVによる運行となっている。
他の国際特急は総称をEC、すなわちユーロシティという名に変更された。
ただ、「ゴッタルト」や「レンブラント」のようにTEE時代の名称を受け継いだ列車も数多く走っている。
そのほか、急行や準急などに相当する長距離列車や夜行寝台列車など、さまざまな国際列車が終日終夜ヨーロッパ中で活躍している。
また、面的に広がるヨーロッパの鉄道網では、途中駅で車両を分割や併合する場合も多く、ひとつの列車が数多くの路線へと乗り入れていることもある。
そのため、機関車の牽引する客車列車がヨーロッパでは主流となっている。
本格的な国際列車は、オランダ国鉄の提唱によって一九五七年に実現した。
トランス・ヨーロッパ・イクスプレス、略称TEEと呼ばれるオール一等車による列車にて各地を結ぶ路線網の完備である。
日中の移動が可能なハイ・クラスのビジネス特急を売り物としていた。
それからほぼ三〇年間、「ラインゴルト」や「ミストラル」など、鉄道史上に名を残す豪華列車が国境を越えてビジネス客を毎日運んできた。
その後、飛行機や自動車への乗客の移行は余儀なく、オール一等編成では採算が合わず、二等車も連結されることになった。
他国と線路のつながりのないアルバニア以外、国際列車はヨーロッパでの最も基本的な足といえる。
長年国内線のみだったイギリスにも、ドーバー海峡をくぐり抜けてパリやブリュッセルとを結ぶ「ユーロスター」という特急が走っているし、アイルランドとイギリス領北アイルランドでも相互に列車を乗り入れさせている。
国際列車といっても、複数の国々を通り抜ける長距離列車から、隣の国の国境駅まで乗り入れるのみの列車などさまざまな種別がある。
前者は、各国国鉄がリレーして運行する本来の国際列車で、後者は、管理上は国内列車ということになっている。
そのほか、私鉄や公営鉄道が二国を結んでいる場合もある。